真菰の植え付けを取材してきた

 

 

 

こんにちは、リバーヴの阿部です。今日は愛用者様からこんなお問い合わせが届いていますので、ご紹介します。

 

 

私は体のことを考えて、なるべく無農薬やオーガニック系の野菜を購入しています。リバーヴさんのマコモは、無農薬なのでしょうか? 【東京都杉並区 川島さん(仮名)】

 

 

 

はい。お問い合わせありがとうございます。では、このご質問は、毎年、弊社で真菰を育てている製造部資材係の佐々木さんに聞いてみましょう。佐々木さん、お願いします。

 

 

 

こんにちは。製造部資材係の佐々木です。

 

 

佐々木さん、今日はよろしくお願いします。

 

 

こちらこそ、よろしくお願いします。今日は、私たち、製造部資材係の仕事をご紹介しますね。はじめに、ざっくり申し上げますと、私達、資材係は真菰を育てて、収穫し、工場にお送りする部署になります。

 

 

どのように育てるんですか?

 

 

イメージとしては、稲作に近いです。田植えのように真菰の植え付けもしますよ。真菰はイネ科の植物ですからね。まずは、田んぼ(真菰田)の準備のお話からしましょうか。

 

 

よろしくお願いします。

 

 

秋に収穫した真菰の根は、田んぼ(真菰田)でそのままの状態で、冬を迎えます。

 

 

そして、植え付けの準備は、雪が解け始める2月くらいから始まります。

 

 

冬からですか?

 

 

ええ、そうなんです。冬の東北地方はとても寒いですが、気仙沼は海沿いなので常時、雪が降ることはありません。その為、2月くらいから植え付けの準備に取りかかることができます。準備では最初に、田んぼ(真菰田)に肥料をまくことから始まります。もちろん、化学肥料や農薬は一切使いません。

 

 

やっぱり農薬は使っていないんですね。

 

 

そうですね。使用するのは、有機堆肥(たいひ)のみです。有機堆肥は、田んぼ一反(20m × 50m)に対して、2.5トン くらい巻きます。通常の稲作よりも、3~4倍くらい多いです。

 

そんなに多いんですか?

 

 

ええ、良い土壌からは、よい植物が生まれるという考え方は、真菰も一緒です。ここで肥料をしっかり撒いておくことで太くてしっかりした真菰が育ちますからね。

 

 

そして、土が沢山の肥料で栄養豊富になった3月頃には、いよいよ今年の仕事が本格的に始まります。まずは、田んぼ(真菰田)の状況をみてみましょう。実はこの時期には既に水があって、真菰が生え始めている田んぼ(真菰田)があります。

 

 

本当だ。どうしてですか?

 

 

一部の田んぼ(真菰田)は、堆肥をまいた後、すぐに水を入れるからです。これは、真菰が年月の経過と共に増えていくのが関係しています。

 

 

増えていく?

 

 

ええ、竹藪からタケノコが生えるように、真菰も新芽が出て来て、増えていくんです。放っておくと、どんどん増えていきます。植え付け2年目になると、真菰もこんな感じに成長しています。

 

 

 

その為、たくさん真菰が生えている田んぼ(真菰田)は一度すべての真菰を取り出して株分けをします。だいたい3年くらい経った田んぼ(真菰田)は、株分け作業が必要になりますね。

 

 

たくさん真菰が生えてくれれば、たくさん収穫できるからむしろ良いんじゃないですか?

 

 

実はそうでもないんです。このままの状態で成長すると、田んぼ(真菰田)の面積に対し、真菰の本数が増えすぎてしまいます。狭いスペースにギュウギュウになった満員電車のような状態ですよね。真菰も狭いスペースにギュウギュウになると、土からの栄養もしっかり伝わらないし、太陽の光も充分に当たらないので、ちゃんと成長してくれません。真菰はそれぞれ、ある程度の間隔を作ってあげないといけないのです。その為、芽が増えてきて、ギュウギュウになる前に、株分けという作業をして、真菰を植え替えるのです。

 

 

 

なるほど、そうだったんですね。人間も真菰も満員電車にするのは良くないんですね。

 

 

そうですね。そして、この株分けという作業はとても大変です。3~4年間、土にしっかり根付いた真菰を根っこから1つ1つ丁寧に取り出さないといけません。当然、手作業になりますので、時間もかなりかかります。

 

 

そして、株分けをして、苗を作っていきます。1つの株から苗が30~40個くらい作られます。この苗を1週間~10日間くらい保管しておきます。

 

 

あっ。緑色の芽が出てくるんですね。

 

 

そうですね。春が近くなると芽が出てきますよ。

 

 

このまま植えるんですか?

 

 

いえ、田んぼ(真菰田)の準備をしないと植えることはできませんよ。

 

 

田んぼの準備?

 

 

株分けした苗が育っている間に、田んぼ(真菰田)の準備をしないといけないんです。田んぼ(真菰田)は、肥料をまいて放置しておくと、栄養豊富だから雑草がはえてきます。

 

 

なので、まずはこの土を耕す作業(田おこし)をします。この作業では、しっかり土を細かくしていきます。

 

 

 

トラクターで本格的にやるんですね。

 

 

そうですね。そして、耕し終わったらこんな感じになります。

 

 

 

 

 

 

そして、しっかり耕された田んぼ(真菰田)に水を入れてきます。

 

 

 

田んぼっぽくなってきましたね。やっぱり真菰も稲と同じように水を入れるんですか?

 

 

そうですね。水を入れておかないと、先程のように雑草がはえてしまいますからね。また、水がある環境は真菰にもいいので。

 

 

 

そして、代掻き(しろかき)という作業をします。

 

 

しろかき?

 

 

ええ、水と土をしっかり混ぜて、土壌を平らにする作業です。平らになったら、1週間くらい放置します。そうすることで、土と水がしっかり混ざって、丁度よい固さになり、苗を植えるのに最適な土壌環境になります。

 

 

 

 

 

 

代掻きが終わったら、いよいよ植え付けです。一般的な稲作なら、苗を植える田植え機がありますが、あいにく真菰の苗を植える機械はありません。その為、すべて手作業で植えることになります。ここが一番重要で、大変な作業ですね。

 

 

 

全部手作業なんですか。。。大変ですね。

 

 

そうですね。ここでのポイントは、均等に植えることです。ロープを使い、将棋盤のように一定の間隔で均等に植えていきます。

 

 

 

 

 

 

田んぼ(真菰田)の土壌環境、水質も良いので、色々な生物が発生します。カエルの卵も出てきますよ。オタマジャクシも毎年たくさん産まれます。

 

 

 

 

どのくらいの量の苗を植えるんですか?

 

 

だいたい、1反(20m×50m)に、1000本くらい苗を植えます。

 

 

 

 

植え付けが終了したら、こんな感じになります。

 

 

 

 

わー! キレイに植えられましたね。これで、植え付けが終わり、あとは収穫を待つんですね。

 

 

いえいえ、違いますよ。これで今年の仕事が終了したわけではありません。弊社の真菰は、無農薬で製造しているので、これから害虫、病気、悪天候、野生動物などと戦わないといけないのです。ここからが本番なんですよ。また後日、真夏の戦いをご紹介しますね

 

 

ありがとうございます。その時はよろしくお願いします。

 

 

(次回、「真菰の夏の戦い」に続きます。)

 

 

 

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