マコモで地方創生を目指すNGOを取材してきた

 

 

 

こんにちは。リバーヴの代表取締役社長の小野寺光広です。今日は、独自のアイデアで自給自足の実現を目指す、NGO里の代表、荒川さんに取材をします。マコモのお風呂も作るとのことで、興味深いお話を頂けそうです。

 

 

 

 

 

 

はじめまして。小野寺です。今日はよろしくお願いします。

 

 

はじめまして。荒川です。こちらこそよろしくお願いします。

 

 

さっそくですが、荒川さんは、自給自足の社会の実現を目指されているとのことですが、きっかけや、それまでの経緯などを教えていただけませんでしょうか。

 

 

わかりました。まずは、NGO里を設立した経緯からお話しますね。あれは、今から15年程前のことです。NGO仙台天命塾の講演を聴く機会があり、そこで木内鶴彦さんという方に出会いました。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、木内さんは、世界でも数少ない臨死体験をされた方です。

 

 


そうですね。以前、弊社にもセミナーでお越しいただきました。

 

木内鶴彦さんのご紹介はコチラ : 環境問題とマコモについて考えてみた

 

 

 

木内さんは、臨死体験中に地球の過去と未来を見てきました。そして、未来ではなんと、地球は荒れ果てて人間が住めない星になっていたんです。

 

 

え? そうなんですか?

 

 

ええ、確かに、これは私自身も感じていることです。私は3歳の頃に仙台の市街地に引っ越してきて、高校生まで仙台で育っています。私の幼少の頃は、近所の川で遊んだり、魚をとったりすることができました、しかし今は違います。仙台の街はビルやコンクリートだらけになり、自然が殆どなくなってしまいました。

 

 

確かに、街から自然がなくなるのは東京だけの問題ではありませんよね。政令指定都市のように大きな街は、ビルやコンクリートだらけになっていると思います。

 

 

そうなんです。ですから、これ以上、自然を破壊して、環境や人体に悪いものはやめるべきだと思いますし、資源の無駄遣いも極力やめるべきだと私は思います。

 

 

たしかにそれが地球には一番良いのかもしれませんよね。

 

 

その為には、今の産業構造や経済システムを変えていかなければダメだと私は思いました。

 

 

それが、NGO里を設立するキッカケだったんですか?

 

 

そうなんです。そして、様々なご縁やご支援をいただき、10年前にNGO里を設立し、自給自足ができる村づくり、町づくりを目指すことになりました。まずは仙台市街から比較的近く、自然豊かな本砂金(もといさご)という町で、農業を始めました。

 

 

農業のご経験はあったのですか?

 

 

いえ、まったくありません。素人ですから、ゼロからのスタートです。でも、地元の農家の方々がとても親切で、色々教えて頂きながらなんとかやっていけるようになりました。収穫した作物は、NGO里の会員の方を中心に販売しています。無農薬、有機栽培なので、とても評判がいいんですよ。

 

 

そうなんですね。今後は、より農業を拡大していきたいのですか?

 

 

いえ、農業を足掛かりに色々な事業をやっていこうと思っています。

 

 

色々な事業?

 

 

はい。ここ、本砂金(もといさご)は、近年は過疎化が進み、山も畑も荒れてしまいました。でも、元々は自然豊かな町なんです。また、都市部と違って住民同士は絆があり、困った時はみんなで助けてくれます。ですから、この町で仕事があり、人が集まる場所があれば、過疎化にもならないのでは? と考えるようになりました。その為に、まずは町場を作ろうと思ったんです。住民の皆さんが、ショッピング、食事、お茶、エクササイズ、娯楽スポット等、楽しめる場所です。

 

 

それは、面白そうですね。

 

 

そうなんです。そして、このアイデアを考えていたら、ちょうど廃校になった小学校を借りられることになったんです。

 

 

小学校ですか? すごいですね。

 

 

そうなんです。この小学校の校舎を町場の中心として賑わいを取り戻したいと考えています。そして、衣食住にまつわる事業を増やしていき、この地域に魅力を感じて移住する人達をたくさん迎えたいと思っています。

 

 

素晴らしいお考えですね。

 

 

ありがとうございます。小野寺社長、畑にはマコモも植えているので、これから見に行きますか?

 

 

いいんですか? よろしくお願いします。

 

 

 

 

ということで、山里にある、本砂金(もといさご)という町へ向かいます。

 

 

 

 

山里の田んぼに到着

 

 

 

 

小野寺さん、ここの田んぼの色が違うのがわかりますか?

 

 

どれですか?

 

 

右と左の色が違うでしょう。左が化学肥料を沢山使用した田んぼ、右が有機肥料で育てた田んぼです。左の方が少し濃い色になっているんですよ。

 

 

本当だ。少し左の方が濃いですね。

 

 

あちらの奥に真菰を植えているので行ってみましょう!

 

 

 

あの奥に飛び出て生えているの真菰です。

 

 

そうですね。真菰ですね。

 

 

真菰のことは、NGO里の会員の方に教えて頂きました。実はそれまで真菰ことを知らなかったんです。でも色々調べたら、真菰って歴史があるものですし、私たちが目指す自給自足の生活にぴったりの作物ですよね。別の畑では、マコモを肥料に使っていますよ。

 

 

また、現在マコモを入れる風呂場も作っているので後程、ご紹介します。

 

 

よろしくお願いします。

 

 

 

そして、さらに車で山里に進みます。

 

 

着きました。ここが今度借りることになった小学校です。

 

 

こんなに大きな施設なんですか。しかもキレイ。廃校になった小学校とおっしゃっていたから、てっきり木造の古い校舎かと思っていました。

 

 

みなさんそう思われるのですが、違うんです。こんなにキレイな校舎なら活用しないともったいないですよね。とりあえず、校舎の中に行ってみましょう。

 

 

 

 

中に入るとこんな感じ。

 

 

 

廊下もキレイですね。教室の机や、学級文庫などもそのまま残っているんですね。

 

 

 

外を見ると、本当に山奥の小学校だったのがよくわかりますね。

 

 

 

 

奥に体育館があります。行ってみましょう。

 

 

ここもすごい広くてキレイですね。

 

 

そうなんです。道具もそのまま残っているので、体育館は、レクレーションの場として使ったり、講演会で使用するのも考えています。

 

 

 

音楽室のピアノや楽器もそのまま残っています。みんなで演奏会ができたらいいですよね。

 

 

 

教室もキレイですね。

 

 

 

 

そうですね。他にもコンピュータ室や視聴覚室、放送室など、まだまだ活用できる状態です。色々できるので楽しみですね。ベランダではビアガーデンを開くことを考えていますよ。では、マコモの風呂場に行きましょうか。ここから少し離れているので、また車で移動します。

 

 

よろしくお願いします。

 

 

 

再び車で移動します。

 

 

 

 

着きました。ここで、風呂釜を作成しています。

 

 

 

奥にありますので行きましょう。

 

 

ここです。

 

 

 

 

おお、暖炉がある!

 

 

暖炉はまだ未完成ですが、オープンまでには間に合わせたいと思っています。風呂釜はこの奥です。

 

 

 

ここでマコモ風呂を行う予定です。

 

 

風呂場も自分で作られているんですね。すごいですね。

 

 

外では、バーベキューなどもできるスペースを作っています。近くに川も流れているので、夏場は特に気持ちいいですよ。

 

 

本当だ。気持ちよさそうですね。

 

 

以上が、私たちが今、作っている施設です。

 

 

今日はありがとうございました。ちなみに今回ご紹介いただいた施設や町場は、いつ頃に完成するのでしょうか。

 

 

今年の10月を予定しています。オープンしたら是非来てください。オープンすればもっと色々ご案内できると思いますよ。

 

 

いいんですか? では、是非またお願いします。

 

 

 

ということで、オープン後にもう一度お伺いすることになりました。

 

 

 

荒川代表、佐藤副代表、今日はありがとうございました。

 

 

 

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